津市は、大門・丸之内地区未来ビジョン案をまとめた。3月に未来ビジョン策定委員会に提案し、同月に立ち上げる大門・丸之内エリアプラットフォーム(仮称)で未来ビジョンを策定する。
三重会館前交差点を中心におおむね半経500bの範囲(約58f)を対象としている。国道23号、主要地方道芸濃大山田線、フェニックス通りを軸に業務エリア、商業・サービスなどのエリア、居住混在エリアに分け、20年後の姿や取り組んでいくことなどを記している。
23年度は、リーディングプロジェクトの一つとして道路空間を活用した取り組みをスタートする。そして、将来を見据えて土地・建物の将来的な利活用に関する意向調査を行う。
24年度以降は、短期的(策定から5年以内)に清潔な空間づくりをはじめ、防犯・防災対策などを実施するとともに、地域地区の見直しや市街地開発事業、意向調査を基とした地区計画の設定といった新たなまちづくりを実施するための都市計画マスタープランを改定する。中期的(5〜10年先)には土地・建物所有者の意向を踏まえた新たな土地利用を促進し、市街地再開発事業、道路整備などを行い、居心地のよい空間整備を実施する。
長期的(10〜20年先)には、公園などの公共空間の整備、まちの変化に合わせた建築物の建て替え、新築といった民間投資を推し進め、新モビリティの導入検討を踏まえた運用などで、地域活力を想像していくとしている。
提供:建通新聞社