県東部建築住宅事務所は、県教育センター本館の外壁改修に向けた実施設計を完了した。県教育委員会から受託して昨年春から外壁調査や実施設計を進めていたもので、工事に向けた準備を進める。
鳥取市湖山町北にある県教育センターの本館は鉄筋コンクリート造3階建て延べ3000平方bの建物で、老朽化した外壁はタイルやモルタル面が浮き出しているほか、ひび割れも多く見られる。このため、コンクリートの落下なども懸念されており、全面的な補修が必要になっている。
同事務所では、これまでに延べ1800平方bに及ぶ外壁の状況を調査。その後、タイル面・モルタル面に見られる浮きの補修、ひび割れ補修、シーリングの撤去と新設、複層塗材による吹付改修工事の実施設計を進めていた。基本設計の段階では、概算の工事費が1億円以上になることを想定。県教委と調整しながら工事の実施時期などを固める見通し。
日刊建設工業新聞