浦安市は14日開会の第1回定例議会に、2023年度当初予算案を上程する。一般会計の規模は前年度比11・6%増の761億円。このうち、普通建設事業費は同71・6%増の96億7496万8000円。各中学校のエアコン更新に総額11億1174万4000円、各小学校のエアコン更新(1期)に総額7億8290万2000円、道路照明施設更新に総額5億7277万円、美浜南小学校改修に総額5億4878万2000円の2か年継続費を設定。また、防災備蓄倉庫整備に3億644万9000円を計上した。
各小・中学校のエアコン更新事業では、教室などに設置され、老朽化したエアコンについて更新工事を行う。中学校の継続費の年割額は、23年度・24年度各5億5587万2000円。小学校の継続費の年割額は、23年度・24年度各3億9145万1000円。
道路照明施設については、整備から30年以上が経過した市道幹線9号などの街路灯を更新する。継続費の年割額は、23年度2億5774万6000円、24年度3億1502万4000円。
美浜南小学校は建築から42年が経過していることから、施設の安全性を確保し、老朽化などに対応するための改修工事を行う。12月議会案件として発注する方針で、工事期間は12月末から25年1月末までを予定している。継続費の年割額は、23年度1億6463万5000円、24年度3億8414万7000円。
防災備蓄倉庫の整備は、近年大型化する台風や首都直下型地震などに対応するため、より強固で収容力を備えた防災備蓄倉庫の再整備を行い、防災力の強化を図るもの。予算額の内訳は、設計委託費2138万4000円、工事請負費2億8506万5000円。
そのほか、新規事業として今川記念会館ガスヒートポンプエアコン更新工事6765万円、プラウド新浦安パームコート自治会集会所新築工事8207万3000円、美浜16自治会集会所建て替え6121万1000円、今川団地自治会集会所建て替え実施設計742万円、美浜3丁目自治会集会所建て替え実施設計451万8000円、今川耳順会館建設実施設計607万1000円、M3イズミクラブ会館建設実施設計379万9000円、明海南小学校地区児童育成クラブ移設実施設計1063万7000円、舞浜小学校地区児童育成クラブ分室整備1億8248万8000円、斎場長寿命化計画等策定799万円、ビーナスプラザのあり方検討330万円、自転車通行環境整備500万円、舞浜連結路移管1007万6000円、市道第1―9号線道路改良工事1億894万4000円、市道幹線4号中央分離帯再整備工事7791万3000円、堀江3丁目地区細街路整備538万円、記念橋整備実施設計3238万4000円、舞浜駅南口歩道橋橋面改修9582万8000円、排水機場・ポンプ場更新計画策定938万3000円、五丁歩排水機場建て替え基本設計1687万4000円、堀江ドック整備基本設計500万円、堀江・猫実元町中央地区密集市街地防災まちづくり事業300万円、明海・高洲地区公園エリア整備基本設計1748万3000円、市道幹線4号中央分離帯再整備1940万4000円、高洲地区緑道整備1億3512万2000円、過密地区土地活用検討1755万円、新中通りC区間検討調査346万5000円、(仮称)消防署舞浜出張所建設基本設計3034万9000円、県立特別支援学校誘致実施設計596万1000円、入船南認定こども園改修・耐震補強工事1億1605万円、舞浜認定こども園改修実施設計965万8000円、美浜北認定こども園改修実施設計925万1000円、舞浜地区公民館整備基本設計1393万7000円、ものづくり環境整備4389万5000円、旧大塚家住宅移築および耐震補強改修1526万8000円などを盛り込んだ。
債務負担行為は▽斎場長寿命化計画等策定経費(23〜24年度)=533万7000円▽消防庁舎等維持管理費(23〜26年度)=5613万8000円▽消防団詰所等維持管理費(23〜26年度)=260万8000円▽小学校施設総合維持管理業務(23〜26年度)=1億7916万3000円▽東小学校改修事業実施設計(23〜24年度)=1820万5000円▽舞浜小学校改修事業実施設計(23〜24年度)=1839万2000円▽中学校施設総合管理維持管理業務(23〜26年度)=1億25万3000円▽美浜公民館総合維持管理業務(23〜26年度)=5855万2000円▽当代島公民館総合維持管理業務(23〜26年度)=8422万円▽高洲公民館総合維持管理業務(23〜26年度)=1億1708万4000円――など。