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　金沢市は、塚崎町地内の森本こどもグラウンド（市有地）で計画する「森本地区新保育所（仮称）」建設事業について、新年度から実施設計に着手する構えだ。
　新保育所は森本地区における市立薬師谷（堅田町）、双葉（吉原町）、宮野（宮野町〈休所中〉）の既設３保育所を統合する形で、新たな園舎の整備に乗り出す。
　計画によると、建設規模はＲＣ造２階建て延べ約１８００平方メートル。建設（移転）予定地には同グラウンド跡地を充て、敷地面積は約１万１０００平方メートルとなっている。
　直接工事費概算額として、建築工事は約５億２２００万円、設備工事に約１億４９００万円を見込む。
　基本設計業務はＭＡＣ建築研究所が担当。履行期間は３月３１日まで。一方、地質調査業務は国際地研が担い、履行期間は２月２８日まで。　　
　なお、施設整備にあたっては『木の文化都市・金沢』の創出に向け、地元産の木材を多用するほか、村山卓市長は１月２６日に開かれた森本地区町会長全員協議会の今年度総会において、「保育所機能に加え、地域の子育て拠点としての整備も考えている」と語り、引き続き地元からの意見も聞きながら、早期の工事着工を目指していく。