木更津市は、2023年度当初予算案を発表した。波岡中学校施設長寿命化改修工事に、総額8億8120万円の3か年継続費を設定。また、旧中央公民館解体工事に総額2億988万円、郷土博物館昇降機改修工事に総額4686万円、新庁舎オフィス環境整備基本計画・基本設計策定に総額2659万2000円の2か年継続費を設定。また、金田第一駐車場再整備に向けた用地購入費3億9058万円を盛り込んでいる。
一般会計は、前年度比2・8%増の532億9700万円。土木費は、金田第一駐車場再整備事業費などにより同25・9%増の63億4357万1000円となっている。普通建設事業費は、同30・8%減の51億2847万7000円。
波岡中学校施設長寿命化改修工事の継続費の年割額は、23年度8810万円、24年度4億4060万円、25年度3億5250万円。学校施設長寿命化計画に基づき、屋上・外壁、水道・電気・ガス管などのライフライン設備等の改修工事を実施する。設計はU建築設計事務所が3月17日までの納期で担当。
旧中央公民館解体工事の継続費の年割額は、23年度3148万2000円、24年度1億7839万8000円。23年度第3四半期にも競争入札により発注し、1年弱で完了する予定。解体設計は日建綜合設計が14日までの納期で手掛けている。旧中央公民館は中央1―15―4の市有地3956・87uに所在。建物はRC造4階建て、建築面積1083・73u、延べ床面積2714・56u。耐震性の不足を理由としたスパークルシティ木更津6階への機能移転に際し、18年6月1日に閉館。解体後の跡地利用については検討中。
新庁舎オフィス環境整備基本計画・基本設計策定の継続費の年割額は、23年度1638万5000円、24年度1020万7000円。新庁舎の家具・什器の選定・配置などを行うオフィス環境整備のため、基本計画策定・基本設計業務を委託する。
新庁舎の整備事業候補者は、駅周辺庁舎が新昭和、また朝日庁舎周辺庁舎がイオンタウン。26年4月の新庁舎での業務開始を見据え、24年度当初予算で内装工事費に24〜25年度を期間とする総額9億5000万円の2か年継続費を定める予定。さらに、25年度当初予算に什器購入費、移転費などを確保する想定となっている。
郷土博物館昇降機改修工事の継続費の年割額は、23年度1405万8000円、24年度3280万2000円。昇降機の老朽化および保証期間満了に伴い更新する。
金田第一駐車場は、瓜倉字鯨217―2に所在する駐車台数290台の時間貸し自走式平面駐車場。土地は民有地で、敷地面積約1・1ha。一部が金田西特定土地区画整理事業地内にあることから、再整備が必要となっている。23年度に用地買収を済ませ、区画整理事業の進捗に応じて最短で24年度に工事に着手し、3か年程度で完了する見込み。詳細設計はURリンケージが3月24日までの納期で担当。現行と同程度の駐車台数を確保することを前提としている。
土木費では、道路補修工事費1億9365万円、幹線市道舗装改修事業費9590万円、新火葬場周辺市道整備事業に伴う委託料・工事費・土地購入費等4億8221万8000円、富士見通り(市道260号線)歩道改良に伴う意匠設計委託料および電柱地中化工事費等3億500万円、橋りょう長寿命化修繕事業費1億1000万円、岩根地区排水路整備事業費1億2000万円、中野畑沢線中里工区整備事業費1億5625万8000円、中の島大橋改修事業費9200万円などを措置。
個別施設計画策定事業費として、金田地域交流センター320万円、市立保育施設360万円、健康増進センター350万円、福祉会館360万円、老人福祉センター230万円、まなび支援センター280万円、キャンプ場350万円を盛り込んでいる。
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