笠岡市は、新市民病院を実施設計の段階から施工者の意見を取り入れるECI(アーリー・コントラクト・インボルブメント)方式で現敷地南側に建設する方針を固めた。2023年度に基本設計に着手し、完了後の24年度に施工者を選定するとともに実施設計を進め25年度に工事着手、26年度末の開院を目指す。概算事業費は約71億5000万円を見込む。
病床数は現在と同じ99床とし、規模は4階建て程度で延べ床面積8400平方bを想定、構造については設計段階で検討する。患者用の駐車場は130台程度。
概算事業費の内訳は、基本、実施設計、設計監理などが2億8000万円、本体工事、駐車場、外構、解体などの建築工事が56億7000万円、医療機器などが12億円の総額約71億5000万円。
開院後は、現施設を解体し、薬局・売店棟(2階建て延べ500〜600平方b)を建設し、1階に薬局・売店、2階に大会議室を設ける。全体の完成は28年度を予定している。
既存施設は、本館(1963年度、65年度完成)、A棟・B棟・C棟(いずれも81年度完成)、南棟(2003年度完成)の5棟で構成される鉄筋コンクリート造5階建て延べ約1万1400平方bの規模。所在地は笠岡5628ノ1。
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提供:建通新聞社」