倉敷市は、老朽化が進む児島地区の公共施設複合化基本構想案をまとめた。市立短期大学を児島公園の敷地内に移転整備する方針を示すとともに倉敷ファッションセンターの建物の活用も視野に、複合化する児島文化センターホール機能、児島児童館、児島憩の家、倉敷勤労者体育センター体育館機能について具体案を検討する。2023年度に基本計画に着手し、施設規模や機能、組み合わせ、事業手法などを示す。
複合化するに当たり、児島公園(児島駅前1ノ81)の一部を活用するため公園面積が減少することから、海技大学校跡地に整備する児島学校給食共同調理場の残地に広場を整備することも検討する。また、市立短期大学移転後、既存の大学1号館と大学体育館の長寿命化・改修工事を行い倉敷翔南高等学校の校舎などとして活用する方針。
基本構想・基本計画策定業務はパシフィックコンサルタンツ(岡山市北区)が担当。
複合化を検討している既存施設の概要は次の通り。
▽市立短期大学(児島稗田町160)―1972〜94年建築、鉄筋コンクリート造5階建て延べ1万1907平方b▽児島文化センター(児島味野2ノ8ノ30)―69年建築、同造4階建て延べ5448平方b▽児島児童館(児島小川2ノ2ノ16)―82年建築、同造2階建て延べ796平方b▽児島憩の家(児島小川町3672)―74年建築、同造平屋330平方b▽倉敷ファッションセンター(児島駅前1ノ45ノ2)―96年建築、同造4階建て延べ3768平方b▽倉敷勤労者体育センター(児島小川3ノ11ノ43)―78年建築、鉄骨造2階建て延べ956平方b
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提供:建通新聞社」