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北陸工業新聞社
2023/02/06

【富山】全国優勝を知事に報告/富工チームが『建築甲子園』で/プラン実現へ力付けて(新田知事)

 2022年第13回高校生の「建築甲子園」(主催=日本建築士会連合会、都道府県建築士会)で5年ぶり3回目の全国優勝を果たした富山工業高校建築工学科チームは2日、新田八朗知事を表敬訪問した。
 鈴木千寛、鉾井陽天、水口晴天、吉田直彦、和田龍之介の5選手のうち、鈴木さんと鉾井さん、和田さん、監督の太田明博氏が出席。篠原俊一郎校長と同窓会長の宮本光明県議、県建築士会の西野晴仁会長と今村彰宏専務理事が同行した。
 冒頭、篠原校長が「全国117作品の中から優勝を勝ち取ることができた」と報告。チームキャプテンの鈴木選手がパネルを使い、作品概要を新田知事に説明した。
 コンペの優勝作品「奇跡の村の玄関。〜村民と子供たちとの暮らし方〜」は、北陸3県で唯一残る全国最小の村・舟橋村が題材。同村は子どもの人口割合日本一を達成した「奇跡の村」と呼ばれ、今計画では越中舟橋駅を改修し、地区センターとする提案を打ち出した。鈴木選手はセンターの様々な仕掛けを紹介した上で、「10年、20年後にセンターで育った子供たちが舟橋村で子供を持ち、その子供が地区センターで育つ循環が生まれ、村が活気付くことを期待している。コロナに負けない強い子供に育てたいという気持ちを込め、未来につながるセンターを提案した」と力説。
 新田知事は「5年前に先輩が優勝され、それに続く快挙で、とても嬉しいニュース。県では県民のウェルビーイングを上げようと、まちづくりを含め一生懸命に取り組んでいる。今計画は、ウェルビーイングが上がる素晴らしいプラン。実現できるようしっかり力を付けてほしい。皆さんの活躍が富山県の建築業界に若い人たちが増えることにつながることを期待している」と話した。

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