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建設新聞社
2023/02/06

【東北・福島】30MWの浮体式洋上風力/東京ガスらが楢葉・富岡沖合に計画

 東京ガス(東京都港区湾岸1の5の20 内田高史取締役代表執行役社長)と信夫山福島電力(福島市松山町25 渡辺和弘代表取締役)は、福島県の楢葉町・富岡町沖に最大発電出力3万`hの浮体式洋上風力発電事業を計画し、3日付で環境影響評価方法書の縦覧を開始した。
 この計画は、洋上風力発電事業で適地とされる楢葉町・富岡町の沖合約20`bに浮体式洋上ウインドファームを構築しようというもの。欧州で実績のあるプリンシプル・パワー社の浮体式技術を用いて、福島沖での浮体式実証研究で得られたノウハウを活用し事業化の実現を目指す。
 ウインドファームの対象事業実施区域面積は約10`平方bで、最大単機出力1万5000`hの風力発電機を2機設置する。発電した電力は海底ケーブルを経由して東北電力ネットワークの施設に連系する予定。風力発電機の仕様はブレード枚数3枚、ローター直径最大240b程度、ハブ高さ最大150b程度、海面から基礎頂部までの高さ最大270b程度としている。
 工事は風力発電機設置工事、係留設備設置工事、海底ケーブル敷設工事、試運転を予定し、期間や工程などは検討中としている。
 方法書は、建設環境研究所(東京都豊島区)、三洋テクノマリン(東京都中央区)が作成した。縦覧は事業者ホームページや福島県生活環境部環境共生課などで3月6日まで実施している。 

 提供:建設新聞社