四日市市は、堀川内水対策放水路整備工事費や北消防署北西出張所建築工事費を盛り込んだ2023年度当初予算案を公表した。一般会計は前年度比0・8%減の1299億円で、普通建設事業費は15・4%減の169億4005万円となった。一般会計、特別会計、企業会計などを合わせた総額は3・4%増の2850億4230万円。
三重県の三滝新川整備に伴う堀川内水対策事業として、堀川と海蔵川を結ぶ延長310bの放水路工事に着手する。工事に1億5000万円を計上するとともに、別途、23〜25年度を期間とする債務負担行為として限度額11億1000万円を設定。施工者選定に向けた入札手続きを上半期に進め、11月ごろの仮契約を目指す。
消防出張所整備事業では、北消防署北西出張所庁舎建築工事に債務負担行為を含めた合計で3億1386万円、南消防署西南出張所庁舎実施設計に1756万円を付けた。北西出張所は保々分団車庫を含む鉄骨造平屋370平方bの新築工事を23〜24年度で進める。西南出張所は鉄骨造平屋300平方bの実施設計を23〜24年度、工事を24〜25年度で計画する。
四日市ドームのアリーナ人工芝全面更新、つり物昇降機更新、音響設備更新、構造体クラック補修などの大規模改修工事を実施するため、基本計画策定に3500万円を充てた。23年度に基本計画、24年度に実施設計、25〜27年度で改修工事を進める予定。
三滝テニスコート整備では、人工芝やナイター照明、防球フェンスの更新工事に1億0900万円を計上し、テニスコート4面分の人工芝張り替えなどに着手する。別途、23〜24年度を期間とする債務負担行為として限度額1億6400万円を設定した。
道路事業は、西町菊水園線、日永八郷線他の交通安全施設整備単独事業に5億4366万円、垂坂1号線、小杉新町2号線(横断歩道橋)他の道路改良単独事業に4億4123万円、西阿倉川62号線、赤堀小生線、霞ケ浦垂坂線、三重橋垂坂線の産業支援・生活拠点道路整備事業(渋滞対策)に3億4760万円を配分した。
この他、総合会館受変電設備更新工事に1億0234万円、総合会館非常用発電機更新工事に5557万円、保健所衛生検査施設新築実施設計に1840万円、霞ケ浦第1野球場改修実施設計に2870万円、四日市テニスセンターコート改修工事に4800万円、市営住宅外壁改修・屋上防水改修工事に1億8128万円、高花平小学校改築運動場整備工事に6667万円、よっかいちひばり保育園増築工事補助に5996万円を計上している。
提供:建通新聞社