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　北大阪健康医療都市（健都）の整備を進めている吹田市は、22年３月に竣工したアライアンス棟（ＮＫビル）に続く、第二のアライアンス棟を健都イノベーションパーク内の未利用地（市有地）に建設する。同施設の整備・運営を一括して行う業務を、23年度以降に公募型プロポーザル方式で発注する見通し。
　アライアンス棟は、健康・医療のまちづくりに役立つ事業を行う企業や大学、研究施設、産学官連携窓口などのさまざまな機関が入居する民設民営の施設。近隣のエリアに国立循環器病研究センターが立地する。ＮＫビルに入居できなかった企業のニーズや同センターの意向も踏まえ、賃貸のラボやオフィスを有する施設として整備する予定。
　市は、同施設に給食センターとしての機能も持たせる計画。市内の中学校18校に１日当たり１万１５００食程度を調理・運搬する見通し。その場合、５５００〜６０００平方�b程度の調理面積の他、２２０平方�b程度の配送車両用の駐車場などが必要になる。
　建設予定地は健都イノベーションパーク内にある未利用地（市有地）の４区画で、面積は南北道路を挟んで合計約１万平方�b。１区画または複数の区画を活用する見通しで、現在は関係機関へのヒアリング調査や金融機関との意見交換を行い、事業の実現性と共に建設地の検討を進めている。
　ＮＫビルの整備・運営事業は、ＪＲ西日本不動産開発（大阪市北区）を代表法人とするグループが担当した。構成法人は、京都リサーチパーク（京都市下京区）、大林組（東京都港区）の２社。