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建設新聞社(長崎)
2023/02/03

【佐賀】今宿、大中島ポンプ場の追加を承認

第34回 佐賀市都市計画審議会
   下水道計画の変更
第34回佐賀市都市計画審議会の様子
 
 佐賀市都市計画審議会(会長・荒牧軍治佐賀大学名誉教授、委員19人)は1月25日、佐賀市立図書館多目的ホールで第34回会議を開いた。今宿ポンプ場および大中島ポンプ場を追加する都市計画下水道の変更、市村記念体育館の周辺エリアを第2種住居地域に見直す用途地域の変更について審議し、承認した。



 下水道の変更では、計画降雨に対して浸水被害を生じさせない対策として、公共下水道(雨水)の八田江排水区域に今宿ポンプ場(敷地面積約1300平方b、毎秒5・8d)、大中島第1排水区域に大中島ポンプ場(敷地面積約1400平方b、毎秒4・2d)をそれぞれ追加。順調に進めば、2023年度から設計業務に入り、大中島ポンプ場が26年度、今宿ポンプ場が27年度の完成を目指す。
 市村記念体育館および県立図書館が立地するエリアについては、佐賀県や佐賀市が定める都市計画マスタープランの整備、開発および保全の方針に沿って土地利用が図られるよう、現在の「第1種住居地域」から、隣接する県庁のエリアと同じ「第2種住居地域」に変更する。
 会議では委員が「今宿ポンプ場、大中島ポンプ場の整備費用はどれくらい必要か」と質問。これに対し市の担当者は「設計を行わないと正確な数字は出ないが、他のポンプ場を参考にすると、それぞれ10億程度を見込んでいる」と答えた。
 今後のスケジュールは、県知事協議を経て、下水道の変更が3月中旬、用途地域の変更が3月上旬にそれぞれ都市計画の決定告示を行う予定。
ksrogo