自由民主党富山県議会議員会(稗苗清吉会長)は1月31日、県庁で新田八朗知事ら執行部に対する2023年度県予算の折衝を行った。
折衝を前に稗苗会長は、「新年度予算に向けて11項目を要望する。予算編成にかける決意も聞きながら会議を進めたい」と述べた。主な要望内容は、▽持続可能な公共交通ネットワークの構築▽地域経済の活性化▽選ばれ続ける観光地「とやま」づくり▽持続可能な農林水産業の推進と中山間地域の活性化▽安全・安心な県づくりの推進▽環境・エネルギー先端県づくりの推進−など。
新田知事は、「新型コロナ対策のほか、エネルギー価格や物価の高騰で影響を受ける県民、事業者への支援をしっかりと進めていく」と説明した上で、「喫緊の課題に加え、当初予算ではウェルビーイングの向上を引き続き中心に据えていくとともに、子育て支援・少子化対策、DXやカーボンニュートラルの推進、スタートアップ支援、人への投資などに重点を置いて取り組んでいきたい」との考えを示した。