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建設新聞社
2023/02/01

【東北・秋田】申請書は2月17日まで/秋田県が新体育館のPFI可能性調査

 秋田県スポーツ振興課は、新体育館の建設に関するPFI導入可能性調査業務を委託するため、企画提案競技の手続きを開始した。
 2017年度以降に地方公共団体が発注する屋内体育施設の整備に係る類似の業務を受託した実績があることなどが参加要件。申請書は2月17日まで、企画提案書は3月3日まで受け付け、同14日にプレゼンテーション審査を実施、翌15日に結果を通知する。
 現在の県立体育館は秋田市八橋運動公園1の12地内に建つ。新施設は、プロバスケットボールリーグB1の秋田ノーザンハピネッツの本拠地となる見込みで、築後40年以上経過したスポーツ科学センターとの複合化も目指している。
 想定される規模や概算工事費は▽延べ1万2000平方b以内(アリーナ5000席以内、体育館1面観客席なし)=120億円以内▽延べ1万4000平方b以上(アリーナ5000席以上、体育館1〜2面100席以上)=140億円以上▽延べ1万6000平方b以上(アリーナ5000席以上、体育館2面200席以上)=160億円以上▽延べ2万平方b(アリーナ8000席以上、体育館2面200席以上)=200億円以上―。
 現体育館とスポーツ科学センターの延べ面積1万4143・69平方bを下回る規模で建設すれば、国の公共施設等適正管理推進事業(集約化・複合化事業)により整備費の45lの普通交付税措置を受けることができる。
 建設候補地は、八橋運動公園を最有力候補として今後、外部の検討委員会で議論する。県施設では初めて、PFIを導入する予定。
 今回の委託では、従来手法とPFI手法の比較やPFIの事業範囲の検討、県が行うサウンディング型市場調査の支援、バリュー・フォー・マネーや県内経済への波及効果の算定などを9月29日までの期限で行う。契約上限額は1500万円。
 基本計画は、基本構想を担当した山下PMCが担当。25年度当初から設計・施工期間に入り、28年秋の開館を目指す。 

 提供:建設新聞社