東日本高速道路(NEXCO東日本)、西日本高速道路(NEXCO西日本)、中日本高速道路(NEXCO中日本)の高速道路3社は1月31日、更新計画(概略)をまとめ明らかにした。
NEXCOが管理する高速道路約1万q(約2万q。カッコ内は上下線別の延べ延長、以下同じ)のうち約3000q(約6000q(約3割))が開通後40年以上経過しており、約1360q(約2220q)で更新事業を実施中。
定期点検及び変状箇所における点検技術の高度化を踏まえた詳細調査の結果、著しい変状が確認され新たに更新が必要な箇所が約500q(約960q)判明し、対策として約1兆円の更新事業が必要であることがわかった。
更新計画(概略)によると、橋梁では桁の架替、充填材の再注入約30q(約50q)に約2500億円、床版取替約20q(約30q)に約4500億円、土工・舗装では舗装路盤部の高耐久化約440q(約870q)に約2400億円、切土区間のボックスカルバート化+押え盛土2ヵ所に約200億円、盛土材の置換約4q(約8q)に約400億円を充てる計画で、合計約500q(約960q)に約1兆円が必要とした。
なお今回の計画は、定期点検及び点検技術の高度化を踏まえた詳細調査の結果、著しい変状が確認され、新たに更新が必要となった箇所であり、同様の構造・基準の箇所等において、今後著しい変状に進行する可能性があることから、点検結果等を踏まえ、更新事業の追加を検討する必要があるとしている。