日本工業経済新聞社(群馬)
2023/01/31
【群馬】西毛広幹道安中富岡工区天神川函渠工へ着手
県安中土木事務所は西毛広域幹線道路安中富岡工区整備事業で、(仮称)天神川函渠工事を4月、(仮称)碓氷川橋P1橋脚工事は6月の条件付き一般競争入札公告へ準備を進める。工種は2工事ともに土木一式で、工期は天神川函渠工事が8カ月、碓氷川橋は10カ月を想定している。詳細設計は天神川函渠工事がコイデ(前橋市)、碓氷川橋については三井共同建設コンサルタント(東京都品川区)が手掛けた。
安中富岡工区は安中市安中地内の国道18号から富岡市上高尾地内の主要地方道前橋安中富岡線までを結ぶ全長6万3000m区間。うち、1600mを同事務所が担当する。
天神川函渠は、安中市上間仁田地内の天神川に新設。幅7900o×高さ2900oのボックスカルバートを現場打ちで29・7m築造する。約710立方mのコンクリートと鉄筋約77tを使用して整備を行う。
碓氷川橋は安中地内の碓氷川に新設する。橋長99m、全幅13・8〜22・421mの鋼2径間連続合成少数鈑桁橋。上部工の鋼重は約380t、耐候性鋼材を使用する。床版は鋼・コンクリート合成とし、厚さ25〜27mで施工。架設はトラッククレーン工法を想定する。下部工として逆T式橋台2基と張り出し式橋脚1基を整備。下部工は全て直接基礎となる。
左岸側に設けるA1は高さ8m、幅14・282m、コンクリート約310立方m。鉄筋約14tを使用し築造する。A2が高さ14・9m、幅23・212mの規模。約1290立方mのコンクリートと鉄筋約90t使用し施工する。P1は高さ20m、幅19m、コンクリート約1030立方mと約140tの鉄筋で整備を行う。
このほか、安中富岡工区では◇市道中宿水口線跨道橋◇JR信越本線跨線橋◇柳瀬川橋◇小萩山橋−も新設する。4橋ともに名称は仮称となっている。
4橋の整備概要は次の通り。
【市道中宿水口線跨道橋】
安中地内に整備、安中市道中宿水口線を跨ぐ橋長40m、全幅9・2mの単径間PC単純コンポ橋。詳細設計は建設技術研究所(東京都中央区)がまとめた。
【JR信越本線跨線橋】
安中地内のJR信越線を跨ぐ橋長23m、全幅24・41mの単径間単純PCプレテンションホロー桁橋となる。詳細設計は近代設計(東京都千代田区)が手掛けた。
【柳瀬川橋】
安中地内に架設。柳瀬川を跨ぐ橋長41m、全幅11・5mの単径間PC単純コンポ橋。詳細設計は建設技術研究所が担当した。
【小萩山橋】
大竹地内に整備する。西毛広幹道を跨ぐ、安中市道3494号線の橋梁で橋長26・3m、全幅6・319〜7・5mの単径間PC単純中空床版橋となる。詳細設計は大日本コンサルタント(東京都千代田区)が行った。