国土交通省山鳥坂ダム工事事務所は「令和5年度山鳥坂ダム本体実施設計業務」と「令和5年度山鳥坂ダム施工計画外検討業務」の委託先をそれぞれ決めるため簡易公募型プロポーザル手続きを開始した。同種または類似業務の実績を有し、四国地方整備局土木関係建設コンサルタント業務(港湾空港関係を除く)の認定単体企業または同単体企業で構成する局長認定の設計共同体を対象に、各参加表明を2月9日まで受け付ける。技術提案書の提出期間はいずれも2月18日〜3月6日。
ダム本体設計では本体実施設計(施設設計)、法面対策工実施設計、見の越上流地区地滑り対策工実施設計、事業費や事業工程計画の精査更新などを、ダム施工計画外検討では施工方法の選定や工程計画などの検討を行う。履行期限はいずれも2024年1月29日。
山鳥坂ダムは大洲市肱川町山鳥坂(肱川水系河辺川)に建設する洪水調節を主目的とする重力式コンクリートダム。総貯水量は2200万立方b。今のところ工事用道路と基礎掘削を2026年度に終え堤体工に着手。30〜32年度で試験湛水(たんすい)を実施し供用する計画。総事業費は約1320億円。法面対策工概略設計や見の越上流地区地滑り対策工概略設計を含むダム本体実施設計(配置設計)は、建設技術研究所(東京都中央区)が担当した。
提供:建通新聞社