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滋賀産業新聞
2023/01/31

【滋賀】県大津土木 伊香立浜大津線「千野・坂本工区」の補助道路整備

 県大津土木事務所は、大津市坂本8丁目他で「伊香立浜大津線補助道路整備事業千野・坂本工区」を具体化させるため、新年度当初予算案に関連事業費等を計上し、事業を推進していく方針だ。
 同事業は、下在地・生津工区〜千野・坂本工区の9・9qを対象に各種道路整備を行うもの。平成10年に南庄工区(約2・5q)、平成23年に仰木・千野工区(約1・3q)、平成25年に平尾工区(1・6q)の一部を供用開始させており、直近では線形不良及び幅員が狭い箇所のバイパス整備や通学路の安全確保のための歩道整備を実施した、下在地・生津工区(2・9q)を令和元年に工事完了させている。大型橋梁を中心とした千野・坂本工区については、各種調整が整ったことから橋梁詳細設計業務をこのほど公告、3月7日に業者選定を行うこととした。
 橋梁整備内容は、普通河川・高橋川に架かる橋梁の新設工事。橋長は107b、上部工は2径間連続PCラーメン橋、下部工は逆T式橋台、壁式橋脚を予定している。全幅は11・5bとなる見通しで、大型車交通量は500台未満/日を計画している。同業務はその他、護岸配置計画・法線等の見直し検討や、一般構造物として擁壁・補強土工、法面工の設計も併せて実施する。来年1月の業務完了後は、適時に用地買収を行い、速やかに工事発注へと進めていく方針だ。
 関連して、県が管理している橋梁全体の健全性割合(定期点検結果)を見ると、県管理橋の60%に何らかの損傷が発生しているが、大部分が緊急性が低いとの判断から、予防保全での維持管理を基本とし橋梁長寿命化を図っていく考えだ。短期計画(10年間)と、劣化予測等から推計されるLCC(ライフサイクスコスト)の大枠的な傾向や効果等の見直しを把握・評価する中長期計画(50年間)に振り分け、計画的に工事を推進・経費削減に努めていく。

提供:滋賀産業新聞