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北陸工業新聞社
2023/01/30

【富山】高い技術、大きな足跡たたえる/第53回県建築文化賞表彰式/富工に特別賞

 富山県建築文化賞協議会(会長・飯田久範富山県建築住宅センター理事長 事務局=富山県建築士会内)は27日、富山市の富山電気ビルで「第53回富山県建築文化賞表彰式」を開催した。
 式辞で飯田会長が「53回目の建築賞は県内で最も歴史があり、高い評価を受けている。本県の地域性を考慮した独創性のある質の高い建築を評価するため、発注者と設計者、施工者の協力で完成された優秀な作品を表彰することにより、本県の建築文化の向上に大きく寄与してきた」と述べた上で、「今回の受賞作品はいずれも建築に対する熱い思い、熟慮された設計、高い技術と工夫に満ちた作品であり、富山の建築の質の高さを示すもの」と話した。
 また、「11回目となる建築功労賞を受賞された方々は、研さんとご苦労を重ねられ、優れた技術や後進の指導等を通して、富山県の住まい、まちづくりに大きな足跡を残された。特別賞を受賞する富山工業高校は、今年度に建築甲子園で3回目の全国優勝を成し遂げたことを受け、3回目の授与を決めた」と説明し、「本日受賞される皆様は、ともに真摯に仕事や課題に向き合い、富山の建築文化の発展に大きく寄与された。心よりお祝いを申し上げ、今後とも富山の建築文化の一層の発展にご尽力をいただきたい」と述べた。
 県建築士会の林芳宏理事が審査経過を報告した後、飯田会長から受賞者に表彰状がそれぞれ手渡された。最後に来賓の本江誠県建築住宅課長が、新田八朗知事の祝辞を代読した。
 今回は建築賞で4作品を表彰。作品名は、一般部門の優秀賞が「花水木ノ庭−広場路の長屋−」、入選が「砺波市立砺波図書館」、住宅部門の優秀賞が「クラハウス」、入選が「庭を眺める家」。建築功労賞は4人を表彰した。第13回高校生の「建築甲子園」で、5年ぶり3回目の全国優勝を果たした富山工業高校建築工学科チームには特別賞が授与された。
 主催の同協議会は県建築住宅センターと県建設業協会、県建築士会、県建築士事務所協会の4団体で構成。

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