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　福井市は２０２３年度、南消防署（花堂中１丁目）の建て替えで、基本設計および実施設計に継続して取り組むとともに、２４年度の本体着工を見据え、現署の解体・改修工事を進める構えだ。
　市民が安全かつ安心して暮らすことができるよう、消防防災体制を充実強化するため、老朽化が著しく耐震性が劣る南署を建て替えるもの。
　２２年度には「南消防署新築工事設計業務」として、▽新庁舎新築基本設計および実施設計＝Ｓ造４階建て延べ２３００平方メートル程度▽既存庁舎解体実施設計＝ＲＣ造３階建て延べ７１０平方メートル程度▽仮設車庫新築工事実施設計＝Ｓ造平屋建て延べ３００平方メートル程度―を、センボー建築事務所に委託。委託期間は８月末までで、今年度内に基本設計を終えて、新年度からは実施設計に移行する予定だ。
　また、今年度は、本体着工に先立ち一部を先行して解体するための「南消防署既存庁舎改修工事実施設計業務」も委託。業務はアーサが担当しており、業務概要は、▽耐震再診断、耐震性維持改修実施設計＝ＲＣ造３階建て延べ８５４平方メートル▽部分解体実施設計＝ＲＣ造３階建て延べ１４４平方メートル程度、Ｓ造２階建て延べ３３０平方メートル―。委託期間は２月２４日までとなっている。