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建設経済新聞社
2023/01/27

【京都】令和5年度当初予算案と令和4年度2月補正案 合計の普通建設事業費は826億4800万円

 京都府は26日、一般会計が1兆0302億2000万円の令和5年度当初予算案を発表した。前年度比で2・9%減。25億4300万円の令和4年度2月補正予算案を加えると、1兆0327億6300万円で前年度比6・8%減。
 一般会計の普通建設事業費は818億0100万円(前年度比6・1%減)。補助事業が375億6100万円(同8・4%減)、単独事業が442億4000万円(同4・0%減)。
 これに2月補正の普通建設事業費8億4700万円を加えると826億4800万円(同24・4%減)。
 災害復旧事業費は12億1100万円(同2・7%減)。
 特別会計は、収益事業が331億9790万5000円(同26・5%増)、地域開発事業が5億0907万1000円(同378・5%増)、公共用地先行取得事業が27億6217万5000円(同10・9%減)、港湾事業が20億9045万6000円(同0・6%増)など。
 公営企業会計は、電気事業が5億0157万8000円(同34・9%減)、水道事業が83億9608万7000円(同7・6%減)、病院事業が37億7884万円(同35・8%増)、工業用水道事業が5億4778万9000円(同7・7%減)、流域下水道事業が240億6944万円(同1・1%減)。
 建設関連の主な新規事業をみると、総務部は旧本館ルネッサンス事業1900万円、文化スポーツ部は旧総合資料館敷地暫定活用事業費3億6000万円(債務負担行為5億4000万円)、医科大学施設整備推進費3000万円、文化スポーツ部及び健康福祉部は北京都安心拠点基盤強化検討費1000万円(北部医療センター基本構想策定費、府立看護学校整備検討費)、農林水産部は京都フードテック研究開発・集積事業8600万円(フードテック拠点整備・推進で加工食品研究開発拠点の整備に向けた基本計画の策定など)、農林水産部及び建設交通部は盛土規制法に基づく基礎調査8700万円、建設交通部は山陰近畿自動車道整備促進事業費7000万円、警察本部は南丹警察署建設計画費100万円、府民環境部及び警察本部は警察施設省エネ推進事業費(警察本部伏見留置センター及び18警察署における照明器具のLED化)(債務負担行為2億円)など。
 予算案は2月2日開会の2月議会に提出する。
 このほか、府民環境部の府民生活部門と文化スポーツ部を再編し「文化生活部」を設置、府民環境部の環境部門及び文化スポーツ部の大学部門を政策企画部に加えて「総合政策環境部」を設置、府民環境部の上下水道に関する公営企業部門を建設交通部で一体的に所管する機構改革を行う部制設置条例の一部改正案など提出する。
※予算案の部局別の主な建設関連事業は次号掲載。