建通新聞社
2023/01/26
【大阪】飯盛霊園組合 斎場建て替えDBO方式で検討
四條畷市、守口市、門真市、大東市で構成されている飯盛霊園組合は、飯盛斎場の建て替えをDBO方式で発注する計画だ。2023年度第1四半期に事業者選定アドバイザリー業務の委託先を制限付き一般競争入札か公募型プロポーザルで決める。設計・建設・維持管理・運営を一括で行う民間事業者を23〜24年度にかけて公募型プロポーザルで選定し、24年度末の事業着手、28年度の全体供用開始を目指す。概算事業費は整備費が約48億5000万円、管理運営費が年間約2億1000万円。
下田原2457にある現斎場は、待合棟と火葬棟で構成されており、規模は鉄筋コンクリート一部鉄骨造平屋2567平方b。同じ敷地内に建て替える計画で、建築面積を抑えるため2階建てとする予定。建て替え後の延べ床面積は約4100平方b。その他、2550平方bの駐車場を確保する計画。
現時点での整備計画は、斎場を稼働しながらの工事が実施できるよう、現在の駐車場の一部に仮設の待合棟を建設、既設待合棟を撤去した跡地と駐車場に新斎場を建てる。
新斎場の運用開始後に仮設待合棟と既存の火葬棟を撤去する流れだ。仮設待合棟と火葬棟の跡地は駐車場として整備する。
斎場建て替え計画案の策定はニュージェック(大阪市北区)が担当した。
飯盛斎場は1968年に竣工し、93年に現在の施設に建て替えられた。供用から29年が経過し、各棟、火葬炉の老朽化や火葬件数の増加による施設の狭隘(きょうあい)化などから建て替えを計画した。