県土整備部は、来年度にかけて鳥取砂丘コナン空港(鳥取市湖山町西)の脱炭素化推進計画を策定する。太陽光発電の拡充や省エネの各施策を盛り込み、2030年度までにCO2(二酸化炭素)排出量60%以上のカットを目指す。
計画策定は空港の運営権を持つ鳥取空港ビルに委託。同社と連携して年度内にも協議会を立ち上げた上で、導入可能な再生可能エネルギーと省エネ技術を検討し、目標の達成に向けたロードマップを作成する。
今のところ、県企業局が設置している太陽光発電施設の拡充や、蓄電池設備の設置、空港管理車両の電動化、ビル熱源機器の省エネ化などが具体案に挙がっている。
事業費は約1000万円。同部空港港湾課では、協議会で先進地視察を含めて会合を重ね、来年度いっぱいにかけて計画を策定したいと説明している。
日刊建設工業新聞