日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/01/25
【埼玉】設監協が賀詞交歓会で団結誓う
埼玉建築設計監理協会(神田廣行会長)は20日、新年賀詞交歓会をさいたま市のホテルブリランテ武蔵野で開催した。神田会長は「コロナ禍ではあるが、今年は講習会、講演会を開いていきたい。一致団結して埼玉県のまちづくりに貢献したい」と2023年の抱負を述べた。
冒頭に神田会長は設監協が力を入れている卒業設計コンクール展に触れ、4月22日から川口リリアで行うことを紹介。「建築家を目指す人の作品をぜひ見に来ていただきたい」と呼び掛けた。
また県内自治体で最低制限価格を設定していない団体が「半数以上ある」ことの問題点を指摘。委託料(落札額)を「少しでも上げることで、従業員に時間を与えてあげることも可能になってくる」と語った。また建築BIMの重要性も唱え、「協会の仲間で推進していければと考えている」と話した。
来賓の矢倉克夫参議院議員は「皆さま方の仕事がさらにやりやすくなる環境をつくっていきたい。賃上げの環境整備をしっかりしていく。後押しできるような取り組みを責任を持って行っていきたい」と祝辞を述べた。
続いて登壇した上田清司参議院議員は、自身が知事時代に携わった深谷商業高校の修復などについて触れ「建物はずっと残る。市民が誇りに思えるものを造る仕事は素晴らしい。法律改正など、政治のいろいろなところで支えていきたい」とあいさつした。