建通新聞社
2023/01/25
【大阪】大阪・関西万博日本館(仮称)新築工事公告
国土交通省近畿地方整備局は24日、WTO一般競争入札(総合評価落札方式)による「大阪・関西万博日本館(仮称)新築工事」を公告した。参加形態は単体か2者または3者による特定JV。単体および特定JVの代表者(経常JVは構成員のうち1者)は、2023・24年度局競争参加資格「建築工事」の客観点が1200点以上、特定および経常JVの他の構成員は1100点以上。申請書などの提出は1月25日から3月2日正午まで。電子システムによる入札の締め切りは5月11日正午。5月15日午前10時に開札する。
同工事(大阪市此花区夢洲東1)は、大阪・関西万博の日本(政府)館として、日本政府出展事業と世界の要人を接遇する機能を持つ長期仮設建物として建設する。
工事概要は、博覧会展示場(新築1棟)が鉄骨造(鉄骨とCLT=直交集成板が複合した構造)3階建て延べ1万1352平方b。外構(囲障、屋外排水設備、舗装、雑工作物)、電気・機械・エレベーター設備など。
工期は23年6月12日〜25年2月28日。その間において、指定部分(博覧会展示場新築およびその建物関連設備新設一式など)についての指定工期を設定している。
受注者の円滑な施工体制を確保するため、事前に建設資材や労働者確保などの準備を行うことができる余裕期間(契約締結日の翌日から工事開始日までの期間)を設定した工事。総合評価は、@技術提案A賃上げ評価B施工体制―の大きく三つで評価する。
設計は日建設計(東京都千代田区)が担当した。