日野町は、国の補正予算により措置された財源を活用し、社会資本整備総合交付金事業(防災・安全)で進めている町道小御門十禅師線の歩道整備事業に、委託料2417万円を含む予算、計3000万円を追加した。23日に町議会臨時会を開き、同予算を含む補正予算を上程、可決を得た。
委託料には、同線の路線上にある一級河川・出雲川の橋梁「御門橋」(昭和38年3月竣工、橋長約13b)の架替に係る設計等業務委託料を含んでおり、今後、準備を整え早期に発注する考え。
町立必佐小学校(同町小御門444番地)の通学路である町道小御門十禅師線の歩道整備事業は、国道477号から小学校前を通り、近江鉄道日野駅付近(町道大窪内池線)までの延長約800bの整備を全体計画に、まず、出雲川橋梁手前から小学校正門前を通過し、新興住宅地「出雲の里」付近までの延長約200bを1期として昨年10月に発注し工事を進めている。測量設計業務は湖北エンジニアリング梶i長浜市)。施工は未来建設(日野町)が担当し、工期は3月15日まで。
また、11月29日には当初予算に計上した委託料を活用し、2期工事で予定している国道477号から出雲川「御門橋」手前までの延長約290bの測量設計等業務を発注し進めている。担当は甲西測量(湖南市)。業務委託期間は3月末まで。23年度(令和5年度)に用地買収等を行ない、24・25年度(令和6・7年度)の2ヵ年で工事を行なう見通し。
町道小御門十禅師線の現道は、幅員が約5b。付近では「出雲の里」に加え、また新たに新興住宅地の造成が始まっており、車の通行が増える状況となっていることから、児童等歩行者の安全確保のため歩道(幅員2・5b)の整備を計画した。
このほど設計業務委託料を予算化した「御門橋」の架替工事は、現時点では25・26年度(令和7・8年度)に施工の見通し。
提供:滋賀産業新聞