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県利根沼田農業事務所農村整備課は、片品村花咲地内の牛の平地区で進める農地整備事業として、２件の工事を発注する。工事は第２工区を対象に区画整理工を３月ごろ、貯水池となるファームポンドの工事を早ければ４月に発注する予定。牛の平地区は全体で12・８haの区画整理を計画しており、第１〜３工区に分けて２０２１年度から整備を進めている。設計はすべてプロファ設計（伊勢崎市）がまとめた。
牛の平地区は全体で12・８haの区画整理を計画しており、第１〜３工区に分けて21年度から整備を進めている。水利施設等保全高度化事業の畑地帯担い手育成型により狭小な道路や不整形な区画の改善、農業用水施設整備などで、持続的な営農環境を整える。また、農地中間管理事業による農地集積を行い、担い手の生産性と収益性の向上を図る。26年度までの完成を目指す。
第２工区の全体面積は６・３ha。22年度は角田建設工業（片品村）が１・５haで切り土工を実施した。３月に発注する工事は４・５haが対象。切り土工で発生した約４万立方ｍで盛り土する。さらに、道路の整備を舗装前の状態まで行う。道路の整備延長は８００ｍで、幅員約５ｍとなっている。農道の舗装については敷砂利を主とし、一部で置換え工を行う。なお、本舗装は最終年度を想定している。事業全体で整備する農道の全延長は１・６�q。整備後は農道の敷砂利舗装や排水路の管路工を予定しており、24年ごろとなる見込み。
ファームポンドの工事は、管路工延長１００ｍ程度と貯水池の新設を一括して発注する。設置場所は主要地方道平川横塚線に接続する片品南保育所へ続く村道沿い。近辺の沢から落差高で取水する方式をとる。貯水池の規模は現在、設計で詳細をまとめているところ。村道を経由し、県道沿いに埋設する。全体の管路は１・１�qで、口径はφ１５０mm。
この他の工区については第１工区は区画整理が完了済み。現在は、側溝や道路、管路工に着手している。
22年度は角田建設工業が補完工を担当しており、23年９月に完了する予定。第３工区は面積２・９haで、24年度より区画整理に着手する計画としている。