三重県議会予算決算常任委員会防災県土整備企業分科会が1月18日に開かれ、同日行われた定例会のための予算審議が行われた。審議した補正予算は即日可決された。国土強靱(きょうじん)化のための流域治水推進などを盛った。
一般会計の補正予算は公共事業として148億4736万円を計上。直轄事業負担金を除く一般会計の国補公共事業は107億7939万円で、うち国土強靱化予算に102億3254万円、国土強靱化以外に5億4685万円を付けた。流域下水道事業会計は9960万円。
国土強靱(きょうじん)化分の内訳は、道路事業に49億0716万円、河川事業に28億9767万円、砂防事業に12億6550万円、海岸事業に6億3100万円、港湾事業に4億6870万円、都市事業に6250万円。
国補事業を見ると、道路事業では道路ネットワーク機能強化対策に11億1008万円、土砂災害防止対策に2億0214万円、道路構造物の流出防止対策に10億7336万円、道路施設の老朽化対策に25億2157万円を充てた。河川事業では、河川改修やダム建設などによる流域治水の推進に26億0700万円、河川管理施設の老朽化対策に2億5900万円、ダム管理施設の老朽化対策に3167万円を配分した。
砂防事業では、堰堤工や土砂・洪水氾濫対策などによる流域治水の推進に11億5050万円、砂防関係施設の老朽化対策に1億1500万円を付けた。海岸事業では、堰堤工などによる流域治水の推進に3億1900万円、海岸保全施設の老朽化対策に3億1200万円を充当した。港湾事業では、堤防工などによる流域治水の推進に2億9400万円、海岸保全施設の老朽化対策に1億0150万円、港湾施設の老朽化対策に7320万円を充てた。都市事業では、市街地などの無電柱化対策に3150万円、公園施設の老朽化対策に3100万円を計上した。
国土強靱化以外の補正予算は道路事業で、生産性向上に資する道路ネットワークの整備などに3億1950万円、交通安全対策(通学路などの安全通行確保)に2億2735万円を充てた。
提供:建通新聞社