北陸地方整備局は、2023年度発注見通し(4月中契約を必要とする案件)に国道41号猪谷楡原道路整備事業「R5・6片掛橋下部その7工事」を追加、第1四半期に発注する。
発注見通しによると、工事概要は道路土工一式、舗装工一式、擁壁工一式、深礎工一式、組立橋撤去工一式、構造物撤去工一式で、工期は約21カ月を見込む。発注規模は3億円以上6億8000万円未満に設定している。片掛橋(仮称)の形式は、PC連続ラーメン箱桁橋から鋼連続鈑桁橋+鋼ローゼ桁橋に、橋長も359メートルから374メートルに変更した。
猪谷楡原道路は全長7・4キロで計画。1997年度に事業化し、2002年度に着工。このうち現道活用区間が2・8キロ、バイパス区間3・0キロについては10年11月に完成、2車線供用した。バイパス区間の残事業区間、富山市猪谷−片掛間1・6キロで橋梁工事や道路改良工事を進めている。完成により、災害に強い幹線道路ネットワークの形成や事前通行規制区間の回避、冬季交通障害の解消などの効果が期待される。全体事業費は約485億円。