県土整備部は、鳥取大学の浜坂キャンパス(鳥取市浜坂)内に整備中の建設技術実証フィールドを舞台に新技術導入研修会を2月22日に開く。県内企業が今後取り組む3次元設計や、ICT(情報通信技術)施工の技術力習得を支援する。
フィールド造成は、鳥大乾燥地研究センター敷地内の一画を対象に今月から着工している。広さ約1fの砂地フィールドは、土木現場の効率化を目的とした建設DX(デジタルトランスフォーメーション)に対応した人材の育成や、最新技術を実証する場に活用する。
初の研修会では、施工業者と建設コンサルタント、発注者に分かれ▼i―Conの概要解説▼3次元設計データの作成▼ICTの出来形管理▼BIM/CIM対応のファイル作成▼フィールド演習―などのカリキュラムに屋内外で取り組む。
同部では「県内企業への最新技術の普及と、人材育成をサポートしていきたい」(技術企画課)と話し、県建設業協会や県測量設計業協会を通じて意欲ある企業に研修参加を呼び掛けることにしている。
日刊建設工業新聞