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　岐阜市は、岐阜ファミリーパーク再整備基本計画（案）を公表した。さらなる魅力創出に向け、スポーツ施設などの施設を拡充・更新するとともに、自然と共存し誰もが使いやすい公園環境づくりや防災拠点としての機能強化に取り組む。２月17日まで市民から意見を受け付け、２０２２年度内に成案化する見通しだ。
　「みんなの声がこだまする公園」をコンセプトに掲げ、園内を「スポレクゾーン」「こどもゾーン」「森林ゾーン」に区分した整備方針を示した。
　「スポレクゾーン」は、運動施設などの機能拡充や魅力向上、老朽施設の更新を行う。第３種公認陸上競技場相当の総合競技場を整備するほか、サッカー兼ラグビー場として使用しているグラウンドと多目的エリアとして再編する。また、テニスコートを既存の10面から16面に拡充する。この他、レクリエーションエリアの遊技施設の魅力向上や親水空間・体験学習施設の改修・更新などを行う。
　「こどもゾーン」は、19年度までに長大すべり台の整備など大規模な再整備を終えており、今後は老朽施設の更新や駐車場の機能再編に取り組む。　「森林ゾーン」は、活動拠点となる散策路や展望施設、休憩施設、安全管理施設などを再整備する。未開設の里山ふれあいゾーンは、他のゾーンの進捗状況を見据えながら、植生や生態系に配慮した里山空間を整備する。
　事業期間は短期（23〜27年）、中期（28〜32年）、長期（33〜37年）のおおむね15年で想定。ＰＰＰ／ＰＦＩ手法の導入も検討し、効率的かつ効果的な整備、管理・運営体制構築を目指す。
提供：建通新聞社