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北陸工業新聞社
2023/01/18

【福井】愚直に、持続的な成長へ/福井県機械工業協同組合/新年会開く

 福井県機械工業協同組合(岩下春幸理事長)の令和5年組合新年会が13日開催された。
 会場は福井市大手3丁目のザ・グランユアーズフクイで。会員ら約80人が参加した。
 国歌斉唱(コロナで黙唱)後、岩下理事長が年頭挨拶した。「昨年一年間の全国鉄鋼機械業界は、受注総額で史上2番目の1兆7000億円強だった。ただ、部材や資材の調達が厳しく、中には1年かかるものもあり、過去最高の受注残の状況。足もとの市場環境は、ウクライナ情勢や欧米のインフレ、中国の感染症拡大などで、設備投資を押し下げる要素も少なくない。一方、EV(電気自動車)関連は好調。ただ世界は、今年も混沌とした闇の中。厳しい環境を乗り切ってきた経験から、備えてほしい。県内産業の一翼を担うことに誇りを持ち、愚直にものづくりに取り組み、持続的に成長できるよう、頑張っていく所存」と、力強く抱負を示した。
 来賓代表の杉本達治県知事と東村新一福井市長(代理・寺井道博商工労働部長)が祝辞を述べ、隆盛にエールを送った。
 乾杯は、長谷川英一福井銀行頭取の音頭で、祝宴に入った。
 浜町芸妓組合の踊り手による華やかな祝舞が披露され、変面マスターの亜空亜SHINのマジックショーも祝賀ムードを盛り上げた。
 鈴木幸次商工組合中央金庫福井支店長が中締め。中山浩行副理事長がお礼の言葉を述べた。

販路開拓などにエール

 杉本達治知事が来賓挨拶。「コロナに、円安や物不足など。行政も力を尽くしていきたい。組合には、販路開拓をはじめ、工場見学や工業高校に講師派遣を頂くなど感謝します。今年は、来年の新幹線にむけ、準備の総仕上げ。県では、新経済ビジョンを策定し、ものづくりも前へ。DXで生産性(効率化)を向上へ」などとエールを送った。

hokuriku