四万十市は東山小学校校舎の改築に向けた設計者を決める公募型プロポ―ザルで、上田建築事務所(高知市)を特定した。第1次審査で3者を選定し、第2次審査では新たな技術提案書の提出を求め、プレゼンテーションとヒアリングを実施した結果、同社が628・4点を獲得した。
同校の校舎は老朽化していることに加えて、狭い敷地内に各施設が複雑に立地していることからさまざまな制約や課題が生じている。そこで、老朽化した現校舎を解体し、跡地に新校舎を建築する。また安並運動公園内に仮設校舎を設けるための設計も実施する。
新校舎の規模は3階建て以下で延べ床面積3800平方b程度。80年使用することを想定している。解体する校舎は鉄筋コンクリート造の4棟で、渡り廊下も合わせた延べ床面積は3090平方b。仮設校舎の規模は鉄骨造2階建て延べ2600平方b程度としている。
今後は1月から3月まで仮設校舎、6月まで校舎基本設計、8月まで解体設計を進め、7月から2024年から1月までの期間で校舎実施設計をまとめる。
また実施設計と並行し、7月から10月まで仮設校舎の建設を進めた後、12月から24年3月まで既存校舎の解体を行う。24年5月から25年7月までの工期で新校舎建築と外構工事を実施する。
建設地は佐岡953ノ1。
提供:建通新聞社