京都市は、令和5年度の公共事業評価委員会で街路事業大津宇治線など8事業を再評価する。
令和5年度の再評価対象事業は、街路事業が大津宇治線(延長L396m、幅員W16m/採択年度は平成21年度で経過年数は15年)、桃山石田線(延長L364m、幅員W16m/採択年度は平成21年度で経過年数は15年)の2事業。道路事業は宮前橋改築(延長L640m、幅員W15・0〜18・5m/採択年度は平成21年度で経過年数は15年)の1事業。河川事業は西羽束師川支川(延長L2000m、幅員W17・4m/採択年度は昭和61年度で経過年数は38年)の1事業。土地区画整理事業は伏見西部第三地区(面積A104・5f/採択年度は昭和59年度で経過年数は40年)、伏見西部第四地区(面積A116・7f/採択年度は昭和62年度で経過年数は37年)の2事業。住宅地区改良事業は崇仁北部第三地区(面積A2・73f/採択年度は昭和58年度で経過年数は41年)、崇仁北部第四地区(面積A6・8f/採択年度は昭和60年度で経過年数は39年)の2事業。計8事業は全て平成30年度に再評価を実施した。
事後評価の対象事業は、河川事業の旧安祥寺川の1事業。
令和5年度の公共事業評価委では、客観的評価指標及び調書を本格運用する考え。
事業調書案の主な項目は、@事業の概要(▽事業名▽事業区間▽事業の目的及び概要、主な事業効果等▽説明資料(箇所図・模式図・断面図等)、整備のポイント)A事業の必要性等に関する視点((1)事業の進捗状況(▽都市計画決定、事業採択、用地着手、工事着手、完成予定、全体事業費(内訳=工事費、用地費、その他(設計費等))、決算額、予算額、進捗率(執行事業費)、残事業費、進捗状況・事業計画の変更等)(2)事業を巡る社会情勢や地域状況等の変化(3)上位計画における事業の位置付け等(4)指標による評価(▽事業の投資効果、費用便益分析(B/C))B事業進捗の見込みの視点(▽事業の実施のメド、進捗の見通し等)C対応方針(事業継続、事業中止、事業休止、事業再開、対応方針の理由)。
客観的評価指標案の主な内容は、京都市基本計画における政策の体系と政策分野(「うるおい」は1環境、2人権・男女共同参画など6項目、「活性化」は7産業・商業、8観光など5項目、「すこやか」は12子ども・若者支援、13障害者福祉など7項目、「まちづくり」は19危機管理・防災・減災、20歩くまち、21土地・空間利用と都市機能配置、22景観、23建築物、24住宅、25道と公園・緑、26消防・救急、27くらしの水の9項目)。
令和4年度再評価の7事業
事業継続で市長に意見具申 令和4年度再評価対象の街路事業の中山石見線、御陵六地蔵線(第三工区)、河川事業の西野山川、西高瀬川(有栖川工区)、善峰川、都市公園事業の宝が池公園(広域)、住宅市街地総合整備事業の東九条地区の計7事業の対応方針案は全て「事業継続」。
今後、市長に意見具申し、意見書をもとに市が対応方針案を作成する。