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県建築課は、県営住宅長寿命化に基づく整備として、前橋市江木町にある萱野県営住宅の改善工事を行う。工事対象となるのはＦ棟の外壁とＤ棟の４戸。業種を建築とし、１月下旬から２月上旬に一括で一般競争入札の公告を目指しており、現在、準備を進めている。
同県営住宅はＡ棟〜Ｊ棟までの10棟で構成している。外壁工事の対象となるＦ棟はＲＣ造３階建て、延べ床面積１４３８・９６５�u。中層耐火構造で１９９０年に建設された。戸数は20戸となる。改修は外壁の塗り替えを実施する。また、防水改修として屋上をアスファルトシート防水、全部屋のバルコニーは塗膜防水を行う。
内部改修を行うＤ棟はＲＣ造３階建て、延べ床面積１７３３・０６�uの規模。１９９８年に建設された中層耐火構造となる。全24戸のうち、１階２戸、２階から３階へのメゾネットタイプ２戸が改修の対象。
１階の部屋は３ＤＫの構造で、床面積66・３�uの広さとなる。一方のメゾネットタイプは、３ＤＫ＋Ｓで延べ床面積約79�u。
部屋の改修は和室の洋室化のほか、一部サッシの改修などを行い、関連して内装の変更も実施するとしている。
工事は全体で４カ月程度を見込んでいる。設計はＦ棟の外壁改修が住宅供給公社（前橋市）、Ｄ棟の内部改修を亦野建築設計事務所（前橋市）がまとめた。
同県営住宅では、これまでにも各棟で外壁と屋上防水の改修工事を推進しており、２０２０年度にＡ棟とＥ棟をミヤマグッドホーム（前橋市）が担当して実施。21年度はＢ棟をサンビック（前橋市）、Ｃ棟をアドヴァンス（前橋市）、Ｄ棟をエイゼンコーポレーション（前橋市）がそれぞれ工事を行った。また、21年度は集会所の改修工事を発注しており、ミヤマグッドホームが担当した。