愛知県経済産業局は、「産業空洞化対策減税基金」に基づく立地補助金の補助対象案件(2022年度2回目)を決定した。22年6月から10月までに申請のあった28件について、成長性や雇用の維持・拡大の効果といった観点を審査会議で諮り、28件全てを決定した。計画施設が完成・操業後に補助金を交付する。
内訳は、21世紀高度先端産業立地補助金が1件、新あいち創造産業立地補助金のAタイプが20件、同Bタイプが7件。
立地場所を地域別に見ると、名古屋地域が5件、尾張地域が9件、知多地域が4件、西三河地域が8件、東三河地域が2件の内訳となった。
補助対象となった企業と事業概要は次の通り(@概要A立地場所)。
◇21世紀高度先端産業立地補助金−1件
▽SKyDrive−@空飛ぶクルマ(eVTOL)の研究開発・飛行試験A豊田市
◇新あいち創造産業立地補助金(Aタイプ)−20件
▽アイジーエヴァース―@自動車用部品金型および試作部品の製造A刈谷市▽旭有機材―@先端半導体製造用フォトレジスト原材料の製造A江南市▽渥美工業所―@橋梁付属品の製造A豊橋市▽イクヨ―@自動車用樹脂部品の穴開加工・加飾加工(布・表皮巻き)A半田市▽池田工業―@自動車用コンプレッサー部品等の製造A刈谷市
▽稲沢工業―@特別高圧盤筐体の製造A稲沢市▽加藤精工―@圧造加工等による自動車部品の製造A刈谷市▽川澄鉄工所―@次世代自動車向け金属部品の加工A岡崎市▽光生―@HV・EV部品の試作品・大型機械部品の製造A刈谷市▽サイキ―@自動車および二輪車向けの緩衝器部品の製造A犬山市
▽昭和工業所―@自動車内装用プレス部品の製造A名古屋市南区▽進昭化成工業―@自動車用プラスチック製品の製造A碧南市▽チャレンジフォージ―@EV向けカーエアコン用コンプレッサー部品の製造A名古屋市港区▽東久―@カーエアコン用コンプレッサー部品の製造A大口町▽ナカノ工業―@ステンレス製産業設備機器の製造・組立A半田市
▽浜名エンジニアリング―@自動搬送装置の製造A豊橋市▽富士化成工業所―@射出成形した成形品の溶着・接着・組立による自動車樹脂部品の製造A名古屋市天白区▽船橋―@業務用防水エプロンおよび医療用防護ガウンの製造A名古屋市中川区▽レーザテック―@高断熱用ステンレス製パネルの加工A名古屋市港区▽渡辺機械製作所―@自動車部品製造工程で使用される専用機の製造A知立市
◇同(Bタイプ)―7件
▽朝日インテック―@次世代カテーテル治療用デバイスの研究開発A瀬戸市▽オートリブ―@自動車用エアバッグの製造A知多市▽河村工機製作所―@自動車用排気系部品(マフラー用部品等)の製造A阿久比町▽久野金属工業―@駆動モーターハウジング部品および電子コントロールユニットハウジング部品の製造A豊明市▽布目電機―@半導体製造装置の電源ユニットに使用するフレーム等の製造A愛西市▽野田スクリーン―@半導体パッケージ基板(大板サイズ)の穴埋め研磨加工A小牧市▽松田電機工業所―@自動車スイッチ部品の製造A春日井市
提供:建通新聞社