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　東濃中部病院事務組合（管理者・加藤淳司土岐市長）は、新病院建設事業に係る基本協定を五洋建設名古屋支店（名古屋市中区）、内藤建築事務所名古屋事務所（名古屋市中区）と締結した。
　建築設計は内藤建築事務所が２０２４年１月31日までを契約期間とし、金額は５億０６００万円（税込み）。造成（開発）工事は五洋建設が25年10月31日まで、金額は13億８６００万円（税込み）。
　11月に行った公募型プロポーザルで、コンソーシアム代表企業に五洋建設、設計企業に内藤建築事務所を最優秀提案事業者に選定していた。整備手法は設計、造成工事、建設工事を含んだＤＢ（設計施工一括）方式。建設工事の契約は24年２月を予定しており、上限額は２１９億９６２５万６０００円（税込み）。
　公表された技術提案書によると、地上７階建てで低層部に診療機能、高層部に病棟、屋上階にヘリポートを配置する。中央のエレベーターと階段を基軸として、各部門間の連携強化を図る他、来院者と職員は１階、救急患者は１階救急ロータリー、サービス業者は２階から病院内へアプローチする計画。
　また、スピード感を持った設計を図る他、木材は岐阜県産を積極的に活用し、エントランスや内外装に美濃焼タイルを使用することなども盛り込んでいる。
提供：建通新聞社