北陸地方整備局富山河川国道事務所は、2022年度第2次補正予算で国道41号大沢野富山南道路整備事業に2億円の配分を受けたことから、富山市福居地区における改良工事などを推し進める。
今年度発注見通し(12月)には▽R4・5福居IC迂回路その2工事 橋梁撤去工一式、迂回路工一式 2億円以上3億円未満▽R4・5福居地区道路改良その3工事 函居工1基 2億円以上3億円未満−の2件が盛り込まれ、ともに第4四半期に発注する。
地域高規格道路・富山高山連絡道路の一部を構成する大沢野富山南道路は、大沢野地域における交通混雑の緩和と交通事故の削減のほか、国道41号の物流の信頼性向上などを目的にバイパス化するもの。計画区間は富山市栗山から楡原までの約12キロで、14年度に事業化した。区間内にはインターチェンジ5カ所、橋梁9橋、(仮称)大沢野トンネルを建設する。全体事業費は約380億円を見込む。