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建通新聞社(神奈川)
2023/01/12

【神奈川】2027年国際園芸博覧会 基本計画を策定

 2027年国際園芸博覧会協会は1月10日、国際園芸博覧会(花博)の基本計画を公表した。会場基盤の整備について、造成や植栽などの土木・造園工事を24年度に、展示施設を含む建築物総延べ床面積4万2000平方bの建築工事を25年度に発注し、着工する。基盤整備が終了したら庭園展示エリアを順次整備する。総面積は13・1f。花博協会や政府の展示エリア6fは23〜24年度に設計を進めて、25年度に展示施設の工事を発注。自治体や企業の展示エリア7・1fは、24年度に出展者を募集し、おおむね26年度に展示施設を整備する。会場建設費は全体で320億円を見込む。
 
〜土木・造園基本設計はプレック研究所JV〜
 
 花博協会は会場の土木・造園工事に向け、23年度に実施設計を発注し、24年度に工事着手する。現在、プレック研究所+三菱地所設計+ランドスケープ・プラス共同企業体が基本設計を進めている。=表の@=
 
〜23年度に建築基本設計〜

 建築物総延べ床面積4万2000平方bの内訳は▽展示建築施設・3500平方b▽催事施設・1500平方b▽サービス施設・7000平方b▽営業施設・1万3000平方b▽管理運営施設など・1万7000平方b。
 本年度はプレック研究所+三菱地所設計+ランドスケープ・プラス共同企業体が基本計画を策定しており、23年度に基本設計を別途委託する。24年度にデザイン監修者をプロポーザル方式で選定するとともに、実施設計を発注し、25〜26年度に工事を行う。

〜庭園は25年度工事〜

 花博協会の庭園展示は、23年度に基本計画、24〜25年度に実施設計を行い、25年度に造園工事に着手する。
 政府出展は、国土交通省と農林水産省が23年度に基本設計、24〜25年度に実施設計を行い、25年度に工事に着手する。
 
〜企業展示施設は26年度〜

 自治体や企業などの出展では、24年度に出展参加要請・募集を行い、25年度にも出展者を決める。出展者は26年度に展示施設を整備する。=表のA=
 庭園展示に割り当てられた面積は、▽国と国際機関の公式参加者庭園4f▽自治体・企業・団体・市民団体、個人の一般参加者公園2・7f▽開催地庭園4・4f▽花博協会の主催者庭園2f―の計13・1f。
 
〜26年度に駐車場など整備〜
 
 来場者の輸送対策として、26年度にパーク・アンド・ライド駐車場と会場バスターミナル、隣接駐車場を整備する。現在、それぞれの広さを検討している。
 花博は、旧上瀬谷通信施設の約100fの敷地で、27年3月19日〜9月26日に開かれる。
提供:建通新聞社