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日刊建設タイムズ社
2023/01/11

【千葉】計画等策定へ検討委/本庁舎あり方提言踏まえ/交流・防災機能を付加/君津市

 君津市は、市役所本庁舎の建て替えについて「本庁舎再整備のあり方検討結果報告書」で示された提言などへの対応方針を整理した後、基本構想と基本計画の策定に向けて外部検討委員会を新たに立ち上げる方向性を示した。2021年3月にまとめた行政施設個別施設計画においては「社会情勢の変化やICTを活用した機能の分散化なども考慮し、整備手法などと併せて、十分な検討のもと進めていく」とした。さらに、22年12月19日に公表した都市計画マスタープラン素案では「交流拠点や防災機能を備えた施設としての整備を目指す」とする方針を打ち出した。
 学識経験者と市職員で構成する「本庁舎再整備のあり方検討委員会」は、19年12月から20年6月まで4回にわたって会議を重ね、20年7月に報告書を取りまとめた。
 検討委員会では、本庁舎における防災拠点機能や老朽化に関する課題を踏まえ、求められる庁舎機能・規模や整備内容などについて議論を展開。
 再整備により確保する庁舎規模の参考値として1万8000〜2万uを算定した上で、推計人口や経済的合理性を考慮し、規模の適正化を図るため、継続して精査する必要があるとした。
 再整備後の庁舎規模を2万uとした場合、現地建て替えのイニシャルコスト約128・5億円、工期約31か月を想定。 
 これら検討結果を踏まえ、「段階的な建て替えについての検討」「人口減少、社会情勢の変化に即した庁舎規模の検討」「市の公共施設等の総合管理を考慮した、本庁舎機能の分散化などの検討」「基金積立等の財源確保やPFI等といった公民連携など、事業実施手法の検討」を提言した。
 市役所本庁舎は、久保2―13―1に所在している。建物はSRC造一部S造地下1階地上11階建て、延べ床面積2万4u、1976年7月の竣工。
 敷地内には、本庁舎のほか▽ガス、水道、バルブ室=CB造平屋、床面積10・92u▽機械室=RC造平屋、床面積9・63u▽車庫・倉庫=S造平屋、床面積532u▽バスシェルター=S造平屋、床面積15・5u▽国際交流協会=軽量S造平屋、床面積131・36u――がある。k_times_comをフォローしましょう
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