四万十町は、十和地区への図書館分館の設置に関する検討を2023年度に本格的に開始する。新たな施設を建設するか、既存の施設を改修して設置するかを今後詰める。
町議会の一般質問で堀本伸一氏(無所属)が「十和地域に図書館を設置するとして、方法はこれからの協議になるのか」と尋ねたのに対し、町は「十和地域への図書館の設置は一定の方向性を出す必要があり、改修・設置場所などについて検討委員会での検討を来年度から実施する」と答えた。
町内の窪川、大正、十和の3地域では、十和地区以外には図書館や分館が設置されており、十和地区には十和地域振興局に図書コーナーという形で設置されている。
窪川地区には町立図書館を設置しているが、老朽化やバリアフリー化への対応が必要なため、23年4月以降に建設を延期した文化的施設内に設置が決定している。また大正地区には大正地域振興局内に分館を設置している。
提供:建通新聞社