総合資格学院新潟校(大場秀樹学校長)は9日、2022年度における1・2級建築士および宅地建物取引士の合格祝賀会を新潟市中央区で開き、新たな門出を祝うとともに、プロとしての第一歩を踏み出した。
会に先立ち、大場校長は講師に感謝の意を表し「皆さんの努力が報われ、素晴らしい新年を迎えられた。資格を今後は活躍の場にし、勉強の継続、習慣は財産であり、プロとしての自覚を持っていただきたい。常に弱者救済を念頭に正しく資格を活用してもらいたい」と言葉を送った。
引き続き、来賓から新潟県建築士会の田中隆司会長が「一生懸命に努力され勝ち取った。人から求められ、資格をフルに活用し世の中のためになる社会に必要な人になってほしい」と期待を寄せ、日本建築家協会関東甲信越支部新潟地域会の伊藤純一代表は自身を振り返りながら「皆さんの大変さはよくわかる。あくまでも技術的な資格。社会に何ができるか、貢献できるかが建築家の仕事。社会に対峙している立場であり、さらに勉強を続けていただきたい」と激励した。新潟工科専門学校の仁多見透校長は「合格できなかった学生たちの悔しい思い、何とか今年果たしてあげたい」とエールを送った。また、1・2級の学科を担当した小出一之講師は「人の役に立つために知識を知恵に変換し、頭を磨いておいてほしい」と勉強の継続を呼び掛けた。その後、合格者を代表して、渡辺翼氏(1級建築士)、肥田野月葉氏(2級建築士)の2人が合格までへの日々を振り返った。
22年度の1級建築士合格者数は全国3473人中、このうち1819人が同学院の受講生(占有率52・4%)。ストレート合格者数は1468人中、850人(同57・9%)。
土倉猛功氏/「より一層の責任感」
「試験の感触がよくなかったので驚きが大きかった。じわじわと喜びがわき、責任と自覚を持ち、より一層責任感が芽生えてきた」(1級建築士合格)
石橋知瑛氏/「資格を生かす仕事」
「実感がわかず、安心しホッとした気持ち。環境を整えていただいた学校や、家族に感謝したい。資格を生かした仕事に就きたい」(1級建築士合格)