県東近江土木事務所は、一般県道横溝秦荘線の東近江市下一色町地先の北浦橋および主要地方道大津能登川長浜線の東近江市今町地先の今横断歩道橋の2橋の修繕設計業務を進めている。担当は、11月29日に開札した入札で落札した近畿設計測量梶i大津市)。期間は23年5月16日まで(当初)。工事の発注については未定だが、早期の実施を目指している。
県道横溝秦荘線の北浦橋は、東近江市下一色町の平地部市街地に位置し、五の谷川を跨ぐ単径間の斜橋で、愛荘町元持につながる。上部構造形式は鋼I桁(非合成)で下部構造形式は重力式橋台が2基。橋長15・15b、幅員7・6b。架設年次は1968年(昭和43年)で供用歴は52年。2021年10月に行なった前回定期点検で、橋体の主桁端部などに経年劣化による腐食が見られ、板厚減少や孔食が生じており、早期に措置を行なうことが望ましいとして、健全度「V」の判定となっていた。
また、主要地方道大津能登川長浜線の今横断歩道橋は、東近江市今町地先にある単純I桁橋、橋台2基、パイル式橋脚2基の横断歩道橋。橋長15b、幅員1・9b。架設年次は1982年(昭和57年)で供用歴は40年。2021年10月に行なった前回定期点検では、横桁の腐食、橋台のひび割れは、道路橋の機能に支障は生じていないが、下を通る大津能登川長浜線は緊急輸送道路であるため、予防保全の観点から措置を講ずることが望ましいとして、健全度「U」の判定となっていた。
このため、いずれも損傷状況の確認や進行状況を把握した上で、適切な補修工法を選定し、効果的な維持管理を行なうための補修設計を行ない、概算工事費の算定までを実施する。
提供:滋賀産業新聞