津南町農業協同組合(津南町下船渡 宮澤嘉孝代表理事組合長)は9日までに、事業費約8億円を投じて米の集出荷場を新設する方針を固めた。今後、設計および施工に関し、一般競争入札で選定を行う。
新施設は約5万1000俵の米を貯蔵できる低温倉庫、米の詰替などを行うプラントから成る。建設規模は延べ約2000平方メートルを想定、内訳は倉庫が約1400平方メートル、プラントは約600平方メートル。施工地は同JA既存低温倉庫(津南町下船渡丁5321)の東隣。建て替え時期を迎えている十日町農業協同組合の倉庫を統合し、地元だけでなく十日町市で生産された米も保管する。
資金調達には国の補助金を活用。交付が決定次第、選定に入る。順調に進んだ場合、設計は2月上旬の公告、施工については倉庫とプラントの2件を個別発注するもようで、4月上旬の公告を見込んでいる。入札後、早期に着工し、2024年1月中旬ごろの完成を目指すという。
なお、同JAは24年2月、他の魚沼地区3JA(十日町、越後おぢや、北魚沼)と合併することが決まっている。