東京工業大学は、すずかけ台キャンパス(横浜市緑区長津田町4259)のJ4棟整備運営をPFIにより実施するため、業務支援を行うコンサルタント選定で簡易公募型プロポーザルの手続きを開始した。業務名は「東京工業大学(すずかけ台)J4棟整備運営事業に係るアドバイザリー業務」。参加資格は「設計・コンサルティング」の有資格者で神奈川県か東京都、千葉県、埼玉県内に本店か支店があること。業務実績、配置技術者で要件がある。1月16日まで参加表明書の提出を、2月10日まで企画提案書の提出を受け付ける。委託先の特定は2月22日。
すずかけ台キャンパス再開発の一環。J4棟の計画規模は延べ約1万6000平方b。PFIのBTO方式で整備し、コンセッション方式による運営を想定している。今回の業務で事業手法の詳細を検討するとともに民間事業者へのサウンディング調査を行い、事業方針説明資料を作成する。履行期限は5月31日。
その後、8月ごろ「東京工業大学(すずかけ台)J4棟整備運営事業に係るアドバイザリー業務2」を随意契約し、2025年2月末までの期間に▽実施方針の策定▽特定事業の評価・選定▽入札関係書類の作成▽審査委員会運営支援―などを進める。
J4棟整備運営事業のスケジュールは、今後12月ごろ実施方針を公表し、24年4月ごろ特定事業の評価・選定、公表を行う。5月に入札関係書類を配布し、12月ごろ落札者を決定。事業協定を結び、25年2月ごろ契約を締結する計画だ。
東工大では研究リソースや研究成果を活用した産学連携や社会実装を通じ、持続的に世界・地域社会に貢献する「キャンパス・イノベーションエコシステム」の構築を目指している。その一環で推進するすずかけ台キャンパスの再開発でJ4棟を新たに整備、運営する。
提供:建通新聞社