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日刊建設タイムズ社
2023/01/10

【千葉】中央CCに2.5億円/23年度の予算要求概要/新市民会館整備を推進/千葉市

 千葉市は、2023年度予算要求概要を明らかにした。千葉中央コミュニティセンター再整備2億5100万円、新市民会館整備1億8300万円、新児童相談所整備3800万円、千葉マリンスタジアム(建て替え・改修)基本構想・基本計画策定40万円を要求。千葉中央コミュニティセンター再整備については、アーリー・コントラクター・インボルブメント(ECI)方式での減築大規模改修を検討しており、年度内に基本設計をまとめるとともに、発注方式を決定する。23年度と24年度の実施設計を経て、25年度に着工し、27年度末までの整備完了を目指す。
 一般会計の見積額は、対前年度比4・9%増の5124億円。このうち、都市局231億5800万円(同11・7%増)、建設局356億8300万円(同13・4%増)となっている。
 特別会計の見積額は、同1・1%減の3421億800万円。うち、農業集落排水事業8億3800万円(同8・5%増)、都市計画土地区画整理事業12億4600万円(同6・4%増)、市街地再開発事業7億5100万円(同21・5%減)。
 企業会計の見積額は、同4・5%増の995億1200万円。うち、下水道事業622億500万円(同7・4%増)、水道事業40億5600万円(同1・2%増)。
 新市民会館は、中央区新千葉1―3ほかの東日本旅客鉄道千葉支社跡地に建設予定の再開発ビル内に整備を計画。22年4月21日には、東日本旅客鉄道と「JR東日本千葉支社跡地における市民会館との一体整備」に関する基本協定を締結した。年度内に基本設計、23年度に実施設計をまとめ、24年度に着工し、27年度の開館を目指す。再開発ビルは、市民会館のほか、商業、業務、宿泊、駐車場等が整備される予定。
 新児童相談所整備に関しては、児童相談所が1所体制となっていることを踏まえ、児童虐待の増加・複雑化・困難化に適切に対応するため、新たな児童相談所を建設する。建設候補地は、市域東側の中央区、緑区、若葉区のいずれかを予定。3月頃に基本計画を策定し、23年度に基本設計をまとめ、24年度の実施設計を経て、25年度の工事発注を目指す。
 老朽化が進む千葉マリンスタジアムについては、23年度に基本構想をまとめ、県をはじめとする関係者との協議・検討や市民への意見募集などを経て、24年度までに基本計画を策定し、「新スタジアムの建設」または「現スタジアムの改修」の方向性を決定する。
 下水道事業会計では▽雨水管渠の整備=重点地区の弁天・都町・宮崎・みつわ台、一般地区の千城台南・誉田町・稲毛海岸ほか▽雨水浸透施設の整備=小仲台、千城台東、千城台南▽下水道施設の耐水化=都ポンプ場▽管渠の耐震化=星久喜町、都町、検見川町、貝塚町、坂月町、桜木、高品町、加曽利町、こてはし台、みつわ台、若葉ほか▽下水道直結式マンホールトイレの設置=末広中学校、朝日ヶ丘中学校、第二養護学校、高洲小学校、高浜海浜小学校▽処理場・ポンプ場の耐震化=都ポンプ場、ひび野ポンプ場の耐震補強ほか▽管渠等の改築=今井、仁戸名、港町、作新台、さつきが丘、穴川、稲毛東、山王町、中田町、みつわ台、越智町、新港、幕張西、高浜ほか▽処理場・ポンプ場の改築=南部浄化センター沈砂池設備・水処理設備・ボイラー設備、中央浄化センター水処理設備、都ポンプ場自家発電設備、村田雨水ポンプ場ポンプ設備▽施設の再構築=中央浄化センター▽未普及地域の解消=塩田町、蘇我、村田町、出洲港、犢橋町、宮野木町、加曽利町、若松町、椎名崎町、土気町ほか▽包括的民間委託=中央浄化センター、南部浄化センターほか――などを推進する方針。k_times_comをフォローしましょう
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