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日刊建設タイムズ社
2023/01/06

【千葉】社会変化への対応/庁舎などの再整備/DX推進、働き方改革考慮/佐倉市

 佐倉市は、市役所庁舎などの再整備について、社会の状況に応じ、施設規模、集中型または分散型、出張所機能を含めたあり方、整備手法などを決定する方針を示した。小菅慶太・資産経営部長は、庁舎を含む行政施設全般の再配置を進めているとした上で「デジタルトランスフォーメーション(DX)推進による行政サービスの提供方法の変化、ペーパーレス化、働き方改革による職員の在宅勤務などの増加を考慮する」と述べた。さまざまな人が利用しやすい施設とし、維持管理などにおける環境への負荷の軽減などを図る。
 市役所は、海隣寺町97に所在。建物は▽1号館・議会棟=RC造地下1階地上6階建て、延べ床面積8877u、1970年度完成▽2号館=S造2階建て、延べ床面積1156u、93年度完成▽3号館=RC造地下1階地上2階建て、延べ床面積1083u、70年度完成▽4号館=RC造地下1階地上3階建て、延べ床面積1167u、73年度完成▽社会福祉センター=RC造地下1階地上3階建て、延べ床面積2120u、85年度完成。
 1号館と議会棟は、建築家の故・黒川紀章氏の設計。
 直近での主な工事は、2016年度に行った3号館・社会福祉センタートイレ改修工事(建築、電気、機械)や、17〜18年度に実施した1号館地下食堂整備ほか改修工事(設計、建築、電気、機械)など。
 再整備に向けて19年度に庁舎建設基本調査会を再開したが、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う働き方改革の進展、DXの推進など、勘案すべき新たな要素が増えたため、検討に時間を要している。k_times_comをフォローしましょう
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