日本工業経済新聞社(埼玉)
2022/12/29
【埼玉】県産業労働部/圏央鶴ヶ島IC東側用地優先交渉権者4社決定
県産業労働部は、鶴ヶ島市太田ケ谷地内の圏央鶴ヶ島インターチェンジ(IC)東側地区産業用地10・1万uの優先交渉権者を決定した。4社から応募があり、外部有識者などで構成する選定委員会での提案事業の審査を経て、決定したもの。
AI・IoT・ロボットといった先進技術活用などの「先端性・成長性」や投資額・持続可能なまちづくりの推進につながる取り組みといった「地域への貢献」などの観点から審査し、各区画の優先交渉事業者を決めた。今後、各事業者と交渉を進め、敷地面積2万u以上の土地売買契約については議会での議決が必要で、議決後に本契約を締結する。代金納付後、引き渡しとなる。
優先交渉権者と提案概要などは次のとおり(▽区画(面積)=@事象者名(所在地)A事業内容B提案概要――の順)
▽B−1区画(3・6万u)=@鈴茂器工(練馬区)A寿司・盛付けロボットなどの米飯加工機械の製造・販売などB食産業に向けた自動化・省人化支援を行うための機器やシステムの製造開発拠点
▽B−2区画(1・4万u)=@太陽インキ製造(嵐山町)Aプリント配線板用絶縁材(塗料・フィルム)などの製造販売B半導体パッケージ用絶縁フィルムなどの研究開発、量産化のための生産技術センター
▽B−3区画(1・6万u)=@日本凍結乾燥研究所(文京区)A体外診断用医薬品、BCGワクチン接種用管針製造販売B作業の自動化を取り入れた体外診断用医薬品の製造開発拠点
▽C区画(3・5万u)=@日本光電工業(新宿区)A医用電子機器の開発・製造・販売Bセンサ類などの消耗品製造および自動化生産技術の研究開発