横浜市道路局は、都市計画道路桜木東戸塚線(平戸地区)のトンネル築造工事で、総合評価落札方式によるWTO対象の一般競争入札を公告した。件名は「都市計画道路桜木東戸塚線(平戸地区)街路整備工事」。高度技術提案型の設計・施工一括発注は道路局で初めて。参加資格は「土木」3〜6者JVで、代表構成員は総合評定値1250点以上、第2位構成員は1150点以上、第3〜6位構成員は900点以上。設計業務実績、技術者要件がある。2023年2月2日まで入札参加資格確認申請を受け付ける。入札は5月10〜12日、開札は7月6日。32年3月31日の完成を目指して工事を開始する。予定価格は94億0808万円。
横浜市道路トンネル工事技術提案等評価委員会(委員長・真下英人日本建設機械施工協会施工技術総合研究所所長)で提案内容を審査、評価し施工者を決める。
桜木東戸塚線「平戸地区」は、戸塚区平戸5地内の環状2号線から平戸町の国道1号までの約670b区間。道路幅員は24〜28bで、片側2車線の上下4車線と両側歩道で構成する。
ルート中間の谷戸部を挟む二つの高台を2本の2連めがねトンネル(内空断面積72平方b×2)で抜ける。NATMを想定し、まず国道1号側の「第2トンネル」延長約164bを築造し、次に環2側から「第1トンネル」延長約275bを築造する計画。
施工場所は戸塚区平戸町567ノ3〜平戸5ノ1310ノ5。
総合評価審査資料作成業務は大日本コンサルタント(横浜市中区)が担当した。
提供:建通新聞社