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日本工業経済新聞社(埼玉)
2022/12/27

【埼玉】入間市/新庁舎整備DBOは110億円で鹿島グループ

 入間市は公募型プロポーザルによって募集した新庁舎等整備事業の優先交渉権者に、鹿島が代表企業を務める「Team Integrated City Hall」グループを、外観デザインや延べ床面積などに対する条件付きで特定した。提案金額は110億1698万9940円。議会での議決を経て、2023年3月下旬にも契約を結ぶ予定。
 同グループは代表企業の鹿島を中心に、佐藤総合計画、鹿島建物総合管理、サイオーが構成企業、協力企業として関電工埼玉支店など計6社が参加している。プロポーザル応募者は1グループのみだった。
 選定に当たり、市が提示した条件は▽新庁舎棟・市民協働棟の延べ床面積拡大▽ランドスケープを含めた外観デザイン・施設計画の修正▽C棟・駐車場棟改修内容の調整――の3点。特に、昨今の建設コスト上昇に対する費用削減と、魅力的な施設整備とのバランスに関する意見が挙がった。今後条件のクリアに向け、市とグループ、さらに本年度内に特定予定のCM(コンストラクション・マネジメント)業務担当者の3者が協議していく見込み。
 事業はDBO(設計・建設・運営)方式により、本庁舎(豊岡1−950−1)を現在地で建て替えるもの。新庁舎棟のほか、新たに市民協働棟も整備する計画。現施設のA・B棟は解体、C棟と駐車場棟を改修した上で継続利用する。敷地面積は2万233・01u。29年度当初からの供用開始が目標。